うさみファームの畑と野菜と
野菜を育てるということは、ひとつの季節で終わることではなく
十年、二十年その先へ続き繋がっていくものだと思っています。
野菜が生きている姿を見つめる
野菜のことをよく知り、深く関わっていく
畑で過ごす時間の中で感じる野菜や植物の力
野菜を育てていくことに肥料が必要だという考えにとらわれなくなります。
うさみファームの畑はどういう「場所」なのか。
どの時季に何をどこで育てるのか。
日々感覚を研ぎ澄ませて組み合わせていくことがとても面白いのです。
耕作放棄地の開墾と畑
うさみファームでは、耕作放棄地の開墾をしながら野菜作りをしています。
一面の笹につる性の植物、くるみの木。人の手から離れて、長らくそのままの土地。背丈よりも高い笹が隙間なく生い茂り、太陽の光は地面にはほとんど届かないこの土地を目の当たりにして、自然の力に心を打たれました。そして、この土地が自然な状態にあって、土には様々な養分があると感じました。
初めて行った時から強く惹かれて、開墾から始めたこの土地を自然を感じられる畑にしたいという思いがあります。
日々、この土地に感謝をして、農業をしています。
自家採種
種はとても大切です。
見ためはとても静かですが、秘めている力たくわえられている力があります。
芽が出てきたばかりの頃のか弱さ、そこから育っていく力強さ。
花が咲いてまた種ができる、途切れることなくずっと繋がっている。
野菜の生き様を近くで見ています。
自家採種をすることで気付いたことがたくさんあります。
※うさみファームで播いている種はすべて固定種(在来種を含む)、自家採種のものです。
昨年までに採種したものと、現在採種にむかっているものとを合わせて60品種程になります。
なお、固定種において種子消毒をされたものは使っておりません。